収録基準
本データベースは「小規模地域芸術祭の持続」を観測することを目的とし、収録の可否を規模で線引きしません。持続年数・開催回数はデータとして記録し、閾値の設定は閲覧者のスライダー操作に委ねます(閾値をどこに置くかで見える風景が変わること自体が、このデータベースの主題です)。継続中の祭に加えて、一定期間続いたのちに終了・休止した祭も収録対象とします——生存例だけでは持続の条件は分からないためです。初回年が確認できないものは「不明」のまま収録し、スライダー使用時は除外件数を明示します。
収録外(対象の性格が異なるため除外した主な事例)
- 規模超過(国内): 瀬戸内国際芸術祭、大地の芸術祭(越後妻有)、あいちトリエンナーレ、札幌国際芸術祭、岡山芸術交流、森の芸術祭 岡山、北アルプス国際芸術祭、奥能登国際芸術祭、六甲ミーツ・アート、千葉国際芸術祭、Reborn-Art Festival ほか
- 性格が異なる: 県民文化祭型(佐賀さいこうアート等)、美術館連携型(AOMORI GOKAN)、大都市の国家級ビエンナーレ(シンガポール・ビエンナーレ、バンコク・アート・ビエンナーレ、ジャカルタ・ビエンナーレ、台北ビエンナーレ、光州・釜山ビエンナーレ等)
- 終了・休止事例(次回更新で収録予定・調査中): 鳥取藝住祭 / いちはらアート×ミックス(「百年後芸術祭」へ移行)/ MIND TRAIL 奥大和 / 鉄工島フェス / Art Normal(タイ)/ Escolta Block Festival(マニラ)/ Beyond Pressure(ミャンマー)/ 統営国際トリエンナーレ・蔚山TEAF(韓国)ほか——旧方針では「収録外」としていた終了・休止事例は、新方針では本収録の対象です。詳細調査のうえ順次追加します。
予算について
このクラスの芸術祭では予算はほとんど公開されていません。具体額が判明したのは、宗像みあれ芸術祭(総額約1,000万円+クラファン152万円)、中之条ビエンナーレ初期(補助金320万〜650万円)、桃園地景藝術節(年平均約2.5億円=規模超過の参考値)など少数です。傍証としては、自治体予算書・議会資料、文化庁/芸文振・アーツカウンシルの助成採択、クラウドファンディング実績、公募要項の作家支援金額(例: 馬祖=最高100万台湾元/作品、東海岸=50万台湾元/組、關渡=8万台湾元/名、MMM=5万円/組)が手がかりになります。