経営芸術総合研究所 リサーチプロジェクト

小規模地域芸術祭データベース

日本国内から台湾・韓国・東南アジアまで、小規模・地域密着型の芸術祭を横断的にまとめたデータベースです。収録の軸は規模ではなく持続——各祭の初回年・開催回数・存続期間を記録し、下のスライダーで「何年以上続いたものを見るか」を自由に調整できます。小さくても長く続く祭を対象とし、長く続いたのちに幕を閉じた祭も収録しています(終了・休止事例は順次追加中)。規模(参加アーティスト数・実行委員会/NPO/コミュニティ運営)は収録条件ではなく属性として記載しています。
調査時点: 2026年7月、終了・休止事例の追補: 2026年8月(情報は各出典に基づく。初回年に「約」とあるものは記述からの推定。予算は非公開の場合が多く、判明した断片のみ記載)

指定なし 指定なし
継続中 休止 終了 初回年は推定(約)

収録基準

本データベースは「小規模地域芸術祭の持続」を観測することを目的とし、収録の可否を規模で線引きしません。持続年数・開催回数はデータとして記録し、閾値の設定は閲覧者のスライダー操作に委ねます(閾値をどこに置くかで見える風景が変わること自体が、このデータベースの主題です)。継続中の祭に加えて、一定期間続いたのちに終了・休止した祭も収録対象とします——生存例だけでは持続の条件は分からないためです。初回年が確認できないものは「不明」のまま収録し、スライダー使用時は除外件数を明示します。

収録外(対象の性格が異なるため除外した主な事例)

  • 規模超過(国内): 瀬戸内国際芸術祭、大地の芸術祭(越後妻有)、あいちトリエンナーレ、札幌国際芸術祭、岡山芸術交流、森の芸術祭 岡山、北アルプス国際芸術祭、奥能登国際芸術祭、六甲ミーツ・アート、千葉国際芸術祭、Reborn-Art Festival ほか
  • 性格が異なる: 県民文化祭型(佐賀さいこうアート等)、美術館連携型(AOMORI GOKAN)、大都市の国家級ビエンナーレ(シンガポール・ビエンナーレ、バンコク・アート・ビエンナーレ、ジャカルタ・ビエンナーレ、台北ビエンナーレ、光州・釜山ビエンナーレ等)
  • 終了・休止事例(次回更新で収録予定・調査中): 鳥取藝住祭 / いちはらアート×ミックス(「百年後芸術祭」へ移行)/ MIND TRAIL 奥大和 / 鉄工島フェス / Art Normal(タイ)/ Escolta Block Festival(マニラ)/ Beyond Pressure(ミャンマー)/ 統営国際トリエンナーレ・蔚山TEAF(韓国)ほか——旧方針では「収録外」としていた終了・休止事例は、新方針では本収録の対象です。詳細調査のうえ順次追加します。

予算について

このクラスの芸術祭では予算はほとんど公開されていません。具体額が判明したのは、宗像みあれ芸術祭(総額約1,000万円+クラファン152万円)、中之条ビエンナーレ初期(補助金320万〜650万円)、桃園地景藝術節(年平均約2.5億円=規模超過の参考値)など少数です。傍証としては、自治体予算書・議会資料、文化庁/芸文振・アーツカウンシルの助成採択、クラウドファンディング実績、公募要項の作家支援金額(例: 馬祖=最高100万台湾元/作品、東海岸=50万台湾元/組、關渡=8万台湾元/名、MMM=5万円/組)が手がかりになります。